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日本でローヤルゼリーが普及したのはいつ頃?




人類とローヤルゼリーとの歴史は古く、文字として残っているだけでも今から約2400年前にはすでにその存在が認められていたことがわかっています。
それでは、日本人とローヤルゼリーはどのように出会い、普及をしていったのでしょうか?日本でのローヤルゼリーの歩みを見ていきましょう。

1.以前はハチミツと一緒にローヤルゼリーを口にしていた

日本でのローヤルゼリーの歴史は浅く、採取が開始されたのは1960年頃です。
わずか60年程の歴史しかありません。
しかし、ハチミツの採取法を考えると、私たち日本人はずっと以前からローヤルゼリーを口にしていたことになります。
明治時代に西洋蜜蜂の養蜂技術が日本に伝わる以前は、「古式養蜂」でハチミツを採取していました。
古式養蜂とは、江戸時代から伝わるハチミツ採取法で、日本ミツバチの巣をまるごと潰して作られていたため、ローヤルゼリーを始め、花粉やプロボリスも混在していたのです。
ですから、ローヤルゼリーという認識こそありませんでしたが、ハチミツを食べれば、ほんのわずかではありましたがローヤルゼリーも自然と口にしていたことになります。
そう考えると、私たち日本人とローヤルゼリーとの繋がりは、西洋と同じくらいの長い歴史があるといえます。

2.日本のローヤルゼリー研究

日本で最初にローヤルゼリーが紹介されたのは1889年(明治22年)のことです。
帝国大学の教授を務めた玉利喜造博士が「蜂蜜改良説」という著書の中で「王家の舐物」という訳語でローヤルゼリーを紹介しています。
その後、1913年、農学博士の徳田義信著「蜜蜂」の中でも「王乳」としてローヤルゼリーのことが紹介されました。
1956年(昭和31年)になると、養蜂家の松田正吉氏・徳田義信博士・岡部連博士の共同研究により、日本で始めて王乳(ローヤルゼリーの別名)の生産が静岡県清水市(現在の静岡市清水区)で始まり、その後ローヤルゼリーの大量生産につながっていきました。

3.日本でローヤルゼリーが知られたきっかけはローマ法王の出来事

日本でローヤルゼリーが普及する大きなきっかけは、危篤だったローマ法王がローヤルゼリーを飲んだことにより奇跡的な回復を見せたことでした。
1954年(昭和29年)のことです。
この出来事は日本でも紹介され、ローヤルゼリーの効力を知るきっかけになりました。
その後、1958年(昭和33年)にローマ法王自ら世界蜂蜜会議に出席し、ローヤルゼリーの効力を讃えたことがきっかけとなって世界中にローヤルゼリーブームが広がっていったのです。
1959年(昭和34年)、日本の週刊誌が「不老長寿の新薬現る」という記事を紹介し、ローヤルゼリーの存在が日本人に広く知れ渡るようになりました。
この週刊誌の記事がきっかけとなって日本各地の養蜂家がこぞってローヤルゼリーの採取を始め、ローヤルゼリー製品が多く流通するようになっていったのです。

4.量産技術が発明

日本では1957年(昭和32年)には日本養蜂研究会の会長だった井上丹治氏がプラスチックの「人工王台」を使用したローヤルゼリーの量産技術を発明しました。
「王台」とは、女王蜂を育てるための小部屋のことです。
それまでは製薬メーカーが「不老長寿の新薬」として輸入販売を始め、徐々に普及をしていったのですが、1960年(昭和35年)になると日本でのローヤルゼリーの計画生産が本格的に始まりました。
その後、採取技術も進歩してローヤルゼリーの大量生産が可能になり、日本でのローヤルゼリーブームに繋がっていったのです。

5.ローヤルゼリーの普及

ローヤルゼリーの大量生産が行われるようになると、徐々に人々に流通し始めていきました。
その後、1970~1980年代には健康ブームやサプリメントブームが起こったのがきっかけとなってローヤルゼリーの需要が急速に高まっていったのです。
合わせてこの頃から多くの大学や研究機関がローヤルゼリーの成分や効果を研究するようになり、現在に至っています。
ローヤルゼリーは今やサプリメントなどの健康食品はもちろん、化粧品など多くの商品に配合されるようになりました。

6.今後のローヤルゼリー研究に期待

優れた栄養を含むことで、健康や美容に多くの効果が期待できるローヤルゼリー。
ローヤルゼリーに関する研究は、今でも進められています。
ローヤルゼリーはわかっているだけでも驚くべき効果ばかりですが、「R物質(働き蜂を女王蜂に変える謎の物質)」やデセン酸(ローヤルゼリーにしか含まれていない成分)をはじめ現在でもさまざまな研究が続いています。
今後、私たちが思いもよらないような効果や効能が発見されるかもしれません。
長寿大国でもある日本人にとっては、今後もローヤルゼリーは欠かすことのできない健康食品であることは間違いありません。

7.まとめ

日本でのローヤルゼリーの歴史は浅く、わずか60年程度しかありません。
それ以前にもハチミツと一緒に採取はされていましたが、ローヤルゼリーの計画生産が本格的に始まったのは1960年のことです。
その後健康ブームやサプリメントブームが起こり、ローヤルゼリーの需要も急速に高まっていきました。
日本ではローヤルゼリーの研究は盛んに行われていますが未解明な部分も多く、今後の研究に期待がかかります。

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