ローヤルゼリーとは、メスの働きバチが女王バチを育てるために働きバチが分泌するもので、私達人間に例えると赤ちゃんに与える母乳のようなものです。 日本では「王乳」とも呼ばれ、ハチミツとはまったく異なった食品です。女王バチだけが主食にすることを許された、特別食なのです。
とはいっても、もともと働きバチと女王バチは同じ卵として生まれます。 ではいったい、何が女王バチとそうでないハチとの運命を決定づけるのでしょうか? 結論からいえば、成長過程において差別されることで女王バチは特別な存在になります。
成長過程での大きな違いは2つです。
まず第一の違いとして挙げられるのは「お部屋」です。 女王バチは「王台」という特別な、大きなお部屋に住むことになります。 その一方で、働きバチはカプセルホテルの様な、たくさんあるお部屋のひとつに住んでいます。
第二の違いとして挙げられるのが「食事」です。 先述した通り、女王バチは若い働きバチが作るたくさんの「ローヤルゼリー」を主食として育ちます。 その一方で働きバチは「ハチパン」とういう、ハチミツと花粉を練り合わせたもので育ちます。
その結果、働きバチより一週間ほど成長が早く、最盛期には2000個以上の卵を産み続けるほどの体力を得るのです。 さらに体重は2.5倍もの差があり、寿命が数ヶ月の働きバチに対して女王蜂は3~5年も生きます。 驚くことべきことに、働きバチの何十倍もの寿命を生きられるのです。 働きバチとは異なる、様々な特徴や能力を持つことが出来るのもこの為です。
そしてこの全ての差は、「ローヤルゼリーを食べたかどうか」によって決まります。
つまり、生まれた後の待遇の違いにより、こんなにも大きく人生が左右されるのです。
私達人間にとっても、このローヤルゼリーは高い効果を発揮し、健康面においても確実に良好な影響を示しています。
こちらのローヤルゼリーの最大のメリットについての解説サイトも面白いのでご覧ください。
ローヤルゼリーの効能が注目を浴びた1954年。 当時のローマ教皇ピウス12世が危篤状態に陥った際、医者がローヤルゼリーを投与し驚異的な回復をしたのです。 成分が非常に豊富で未知の物質があることから、専門学者の間では神秘の物質とされています。